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WASEDA LGBT ALLY WEEKとは

WASEDA LGBT ALLY WEEKには二つの目的があります。

  1. 早稲田大学にALLYを増やす。

  2. 早稲田大学にいるALLYを可視化する。

 

ALLYとは、一般にLGBTの支援者や理解者である非当事者(セクシュアルマイノリティを自認しない人)を指します。

しかし、このイベントでは毎年「誰もが誰かのALLYになれる」をテーマに掲げています。

セクシュアルマイノリティを自認しているかしていないか、は関係ありません。

誰もがセクシュアリティやジェンダーを巡る差別問題の当事者であり、非当事者は存在せず、

そうした問題を解決したい気持ちでいるならば誰もが“仲間”であると考えるからです。

「理解する/される」や「支援する/される」といった垂直的な構造では、真の解決につながらないと考えています。

難しいことではないです。自分の隣に傷ついている人がいるときに、

これ以上傷つけたくないと思う気持ちがALLYの始まりだと考えます。

 

そういった意識のALLYが学内に増えることで、カミングアウトをしたいと思った人が、

カミングアウトできる環境になります。また、ALLYがたくさんいるのが見えることは、

セクシュアリティを自認する学生にとって、安心感をもたらします。

セクシュアリティであるかどうかに関わらず、人を傷つけないように相手を尊重することができる人が

たくさんいる環境は誰にとっても過ごしやすいキャンパスであると思います。

こうした考えから、WASEDA LGBT ALLY WEEKは二つの目的を掲げて、複数のイベントを行っていきます。

 

ALLYになる方法

 

 

ALLYとは

人を傷つけないように相手を尊重することができる人

難しいことではないです。自分の隣に傷ついている人がいるときに、これ以上傷つけたくないと思う気持ちがALLYの始まりだと考えます。

 

いや、漠然としすぎ。めっちゃムズイやん。

と思ったあなた、大正解です。

私たちは毎年ALLYを増やすことを目的にイベントをしています。

できることであるならば、「ALLYになるマニュアル」を大量配布して、

学内にALLYを大量発生させてハッピーエンドとしたいところです。

でも、そんなマニュアルを作ることはできませんでした。

「彼氏いるの?」を「恋人いるの?」に言い換えたところで、相手や環境が安全だと信じられなければ本当のことを答えられません。

 

そもそも人を傷つけようと思って、相手を尊重しないぞ!と思って生活している人はほとんどいません。

「いつから同性が好きなの?」「どうやらそっち系みたいでさ、」「あの人、男の人かな?女かな。わからないね。」

人を傷つける言葉は、意図せずにするものです。

だからこそ、傷つけないように気を付けていないといけません自分に差別意識や偏見があることを知っている必要があります。

 

「結局、どうしたら人を傷つけないで済むの?」

ポンっと提示できる方法論はありませんでした、ごめんなさい。

そして、言葉を使ってコミュニケーションを取る限り、完全に人を傷つけないことはできません、多分。

完全に人を理解できないのと同じです。

ただ、私たちがしているアライになるための方法をこっそりお教えしますと、それは勉強することです。

知識があれば、歴史を知れば、構造がわかれば、少しではありますが人を傷つけることは減らせると信じています。

なので、ALLYになる方法として知識をつけることをおすすめします。

幸い、早稲田大学には図書館がありますし、ジェンダー論の授業もたくさんあります。

GSセンターには、まとめて本、マンガ、映画があります。アライになるための第一歩として、何か手に取ってみてください。

 

WASEDA LGBT ALLY WEEKのこれまで、これから

 

 

WASEDA LGBT ALLY WEEKは今年で3回目です。

2016年から「誰もが誰かのALLYになれる」をテーマに、学内のALLYの増加と可視化を目的に開催してきました。

毎年異なるアプローチでイベントを開催していて、

昨年であれば「言葉によるカテゴライズに抗い、その人を尊重する」というアプローチでALLYになるきっかけを提供してきました。

今年は「無意識での差別に知識で対抗する」というアプローチを試みています。

親しみやすさ、共感、知識といった毎年違う切り口を提供することで、あらゆる人の琴線に触れることを願っています。

本イベントの特徴は、セクシュアルマイノリティもALLYになれる、という点です。

セクシュアルマイノリティであっても自分以外のセクシュアリティのことはわからない。

もっと言えば、自分以外の他人のことはわからない。

誰もが、自分と相手のあらゆる違いを尊重できるALLYになることが出来るし、その必要があります。

自分と相手のあらゆる違いを尊重できるALLYがたくさんいる大学は、

セクシュアルマイノリティにとってだけでなく、みんなにとって過ごしやすい大学であると考えます。

大学全体が、そんなALLYで溢れ、セクシュアリティだけでなく、ジェンダーや障害、国籍、人種などに基づく差別がなくなった時に、

このイベントの「ALLY WEEK」としての目標は達成されたことになります。

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