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ABOUT

LGBTとは?

LGBTとは、

 Lesbian; レズビアン(女の人が好きな女の人)

 Gay; ゲイ(男の人が好きな男の人)、

 Bisexual; バイセクシュアル(男と女のどちらも好きになる人)、

 Transgender;トランスジェンダー(からだの性と自認する性が一致しない人)

の頭文字からなる、セクシュアルマイノリティ(性的少数者)の総称の一つです。

L,G,B,Tの四つの性の在り方だけでなく、

アセクシュアル(他者を恋愛や性欲の対象にしない人)、

クエスチョニング(自分の性の在り方を決めていない、決められない人)、

Xジェンダー(男性でも、女性でもないあり方を選ぶ人)、

パンセクシュアル(同性も異性もどちらともいえない人も恋愛対象の人)など

様々な性の在り方があります。

人の数だけ性の在り方がある、と言うこともできます。 

ALLYとは?

ALLY(アライ)とは、一般的にセクシュアルマイノリティの「支援者」「理解者」を指す言葉です。

本企画では、ありのままの「その人」を尊重できる人 のことを指します。

なお、ALLY(アライ)自身のセクシュアリティ(性の在り方)を問いません。

セクシュアルマイノリティの人もそうでない人も誰もが誰かのALLYになれます。

なぜALLYをこのように定義したか

ALLY(アライ)の定義を「ありのままの『その人』を尊重できる人」とした理由は、

LGBTの問題を「当事者」と「支援者」だけでなく、みんなで考える問題にしたいからです。

「LGBTさん」だけが考えることではありません。

「あなた」があなたらしく、「わたし」がわたしらしく生きるために考えていかなければならない問題です。

当たり前だけど多くの人ができていないかもしれない “ありのままの「その人」を尊重できる人” をALLYの定義にしました。

“ありのままの「その人」を尊重する”ことがなされていないために、傷ついている人がいます。

「ゲイだからおしゃれ。」

「レズビアンだからボーイッシュな格好をしている。」

「女だから女子力を上げるために料理しなきゃ。」

「男だからデートプランを考えるべき。」

「ワセジョだからガサツ。」

これらの言葉は“ありのままの『その人』を尊重しない”言葉たちです。

あなたもこうした言葉に、傷ついたり、窮屈さを感じたりしたことはあるのではないでしょうか。

私たちは、このWASEDA LGBT ALLY WEEKを通して、

“ありのままの「その人」を尊重 しない”言葉や態度、考えによって傷ついたり、窮屈さを感じる人が減って欲しいと考えています。

「あなた」があなたらしく、「わたし」がわたしらしく過ごすために、

早稲田大学をお互 いがお互いをありのままで尊重しあう大学にしていきたいです。

WASEDA LGBT ALLY WEEKとは?

セクシュアルマイノリティに焦点をあて、早稲田大学をありのままの「わたし」でいられる場所にするためのイベントです。

テーマは、「誰もが誰かのALLYになれる」

今年もたくさんの新入生がやってくることに加え、より多くの早大生に、セクシュアリティの違いを超えて、

ありのままの「その人」を尊重してもらうために今年もまた昨年に引き続き開催します。

本イベントが一回限りのイベントで終わってはならないという思いもあります。

 

本企画の目的

本企画は、ALLYの「可視化」「増加」「進化」を目的としています。

1 「可視化」

自分を偽ることなくありのままの自分でいられる社会にするには、ALLYを可視化することが重要です。

なぜなら、ALLYがいることを知ることができれば、自分を偽ることなく

ありのままの自分でいることを一つの選択肢として考えられるからです。

また、周囲のALLYが可視化されている社会は、きっと全ての人にとって過ごしやすい社会です。

2 「増加」

同時にALLYが増えていくことも重要です。

メディアから受け取ったイメージを目の前の人に当てはめるなど、

“ありのままの「その人」を尊重しない”ステレオタイプな言葉で傷つく人がいます。

ありのままの「その人」を尊重する人が増えるだけで、より多くの人が生きやすくなるのではないでしょうか?

3 「進化」

本企画のALLYの定義は“ありのままの「その人」を尊重できる人”です。

しかし、世界 には“ありのままの「その人」を尊重しない”言葉がたくさんあります。

だからこそ、セ クシュアリティだけでなく様々な面から「その人」を尊重することが重要だと私たちは考えます。

「レズビアン」というレッテルから自由になっても、「女」や「日本人」からはなかなか自由になれない。

こんな風に、ステレオタイプはいつまでも続いていきます。

そこですでにALLYである人も、さらに考えを深め、あなたもわたしも、

あらゆる“ありのままの「その人」を尊重しない”言葉から自由になるために「進化」を 目的にしました。

展望

私は、今後もWASEDA LGBT ALLY WEEKを継続していきたいと考えています。

新入生を迎えて1か月と少しのこの時期に、毎年、多様な性の在り方について早稲田大学で考える機会を作り続けていきたいのです。

今後社会の変革とともに、多様な性の在り方が尊重され、本イベントに「LGBT」と冠する必要のない時代がきっと来ます。

「LGBT」と名前をつけて、「ふつうじゃないもの」として扱う必要がなくなり、

利き手の話をするのと同じ感覚でセクシュアリティの話をする日が。

幸せそうな女の子のカップルに「レズビアンってなんのこと?」って聞かれる、という牧村朝子さんの夢が叶う日が。

その時には、別の切り口からダイバーシティ(多様性)について考えたいです。

WASEDA LGBT ALLY WEEKは、「LGBT問題」を切り口に誰もがありのままで過ごせる早稲田を目指すイベントですが、

障害、人種、宗教など様々な切り口からステレオタイプな言葉や考えを問い直していける可能性を持ったイベントだと考えています。

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